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令和9年2月公開予定

湯殿書院上段之間「飛鳥図」

天井板絵/1面/紙本淡彩/寛永11年(1634)/本紙35.5×35.5㎝(全体46.2×45.0㎝)

湯殿書院には将軍の御成風呂と3室の座敷で構成された建物で、そのうち上段之間には50面の天井板絵がはまっていました。天井板絵には、画面中央の円枠内に山水や花鳥などが描かれ、枠外は金箔摺りの牡丹唐草文で装飾されます。

本作には1羽の白い尾長鳥が描かれます。鳥は翼を広げ飛び立ち、長い尾が風を受けてしなやかになびいています。

湯殿書院と同時期に建てられた上洛殿の障壁画を描いた狩野探幽(1602~74)は、このような尾の長い鳥を多く描いており、上洛殿三之間障壁画にも似たような鳥が確認されます。本作の軽やかな筆致は探幽画と近似しており、探幽様式の影響がうかがえます。